エルネットの宅ふぁいる便を利用する時に、会員登録からファイルの送信・受信、お知らせメールの送受信など、様々なシーンでわからないことやトラブルが発生します。
宅ふぁいる便は大阪ガスが1999年から無料一般公開をはじめ、2005年4月から関連会社のエルネットが大阪ガスから独占使用権をもらい、サービス提供を始めました。
その後、2006年10月には大阪ガスから「宅ふぁいる便」の著作権・商標権を譲渡され、現在ではすべてエルネットが管理運営しています。
もし宅ふぁいる便でなんらかの不具合や問い合わせしたいことがあれば、大阪ガスではなくエルネットに聞くことになりますが、エルネットでは電話によるサポートは一切行っていないそうです。
ビジネスユースの場合だと、リアルタイムで解決したいトラブルが多いと思うのですが、電話でサポートをしてもらえないとなると、すぐには直らないトラブルもあるでしょうね。
ただ、エルネットでは、過去数年間のデータを蓄積することで、大多数のトラブルを分類し、Q&Aコーナーにまとめてあります。
ここをチェックすればほとんどのケースが解決します。
宅ふぁいる便は送信されたファイルが宅ふぁいる便のサーバーに残り、受信者がそのサーバーからダウンロードしますが、その際にブラウザが必要になります。
インターネットのブラウザとしては、一般的にインターネットエクスプローラー(IE)が使われていますが、最近ではFirefoxなどオープンソースのものやマックOSに標準添付されているsafariも増えてきて、様々なブラウザがありますね。
IEはウィンドウズに標準装備されているためユーザーも多いのですが、そのためにIEを狙っているハッカーも多く、セキュリティの観点から他のブラウザにあえて替える人もいます。
safariというブラウザは、ウィンドウズにとってのIEと同様、マックOSに標準添付されているブラウザなので、マックユーザーにとってはおなじみのブラウザです。
ただ宅ふぁいる便は基本的にウィンドウズを対象として設計しているので、マックユーザーにとっては使いづらい部分もありますね。
宅ふぁいる便に似た他社のサービスの中には、マックOS&safariにも対応しているものがあるので、宅ふぁいる便にもぜひ対応してもらいたいと思います。
宅ふぁいる便はウィンドウズとの相性が良い大容量ファイル転送サービスです。
ただ、宅ふぁいる便のユーザーの75%はビジネスユースで、ユーザーの職種を調べるとデザインや設計などのクリエイティブなお仕事が多く、アップルコンピューター社製のマックを使っている方が目立ちます。
マックにはマックOSが標準装備されていて、ブラウザにはsafariというブラウザが標準添付されています。
safariには、IEなどにはない便利な機能があり、表示速度もトップクラスで速いという利点があります。
マックユーザーは、マックOSを使い、safariを使うという方も多いはずですが、宅ふぁいる便でファイルをダウンロードする時に、マックOSとsafariの組み合わせで不具合が出るという事例が出ています。
宅ふぁいる便のQ&Aコーナーには、
「宅ふぁいる便は、基本的には、Windowsを対象として設計しておりますので、ご利用されているMacOSのバージョンとブラウザによっては正常に動作しないことがあります。現在のところ全てのブラウザとOSには対応できておりません。
そのため、ご利用される場合は 、WindowsやMacでもFireFox等へのブラウザの種類変更やバージョン変更をしてご利用をお試しください。」
と書いてあります。safariというよりも、マックOS全体に対しての相性が悪いようです。ぜひマックOSへの対応を急いで欲しいと思います。